1923年、
野村芳亭監督の『死に行く妻』でデビュー後、貴重な脇役として重宝がられ多数の作品に出演、
1925年には幹部にも昇進した。カメラマンの茂原英朗と結婚後も精力的に出演を重ね、
1927年『からくり娘』でヒロインの母親役を好演するなど、
五所平之助監督の作品に欠かせない存在となった。また
坂本武とのコンビで、
小津安二郎監督の作品にも多数出演した。特に
1947年の『
長屋紳士録』では、意に反して孤児を引き取っていく長屋の「おばちゃん」に扮して代表作となった。晩年になっても「
若大将シリーズ」で主人公の祖母を演じるなど、一貫してお婆さん役として親しまれた。