自由民主党総裁 wikipedia|無料辞書
◆ 概要
自由民主党は、
1955年の結党以来、議席の過半数を占めるか、過半数に達しない場合もほとんどの期間で与党第1党の地位を保っている。このため、単独あるいは
連立与党の協力を得て、
国会での
首班指名において、自由民主党総裁(あるいは総裁予定者)を
内閣総理大臣に指名して来た。従って事実上、総裁は首相と同一視される。2009年4月現在、歴代の総裁経験者で首相に就任していない者は、
河野洋平だけである。
首相就任時は党務を
幹事長に委ねている。首相在任時の総裁を
総理総裁と呼ぶこともある。
また、他党の代表者と異なり、河野および一時期の橋本以外は基本的に首相を兼務しているため、総裁は首相の肩書きが優先され、総裁のみの肩書きが使用されることは稀である。ただし、
マスメディアでは、
衆議院議員総選挙・
参議院議員通常選挙期間中の選挙報道のみ、総裁の肩書きが優先される慣例がある(
小泉首相の場合は小泉総裁と呼ばれる)。
総裁は、自由民主党則6条1項が引用する総裁公選規程第1条により「党所属国会議員、党員、
自由国民会議会員および
国民政治協会会員」による公選が原則だが、党則6条2項により、総裁が任期中に欠けた場合で緊急の事態により正規の総裁選挙が行えない場合には、「党大会に代わる両院議員総会」において、所属する全ての現職国会議員及び都道府県連合の代表者による投票によって新総裁を選出する場合もある。また、事前の話し合いによって新総裁候補者を1本化し、両院議員総会での承認を受けて新総裁を決定する場合もある。なお、自由民主党総裁に立候補できる者は、総裁公選規程9条により、党所属国会議員に限定される。
総裁任期は党則80条1項により、現在3年である。総裁任期は
1972年までは2年、1972年からは3年、
1978年から2年、
2002年から3年となっている。前任者が任期半ばで辞任した場合は、後任は前任者の残りの任期を務める。
1974年以降、 総裁公選規程10条により、「引き続き2期(前任者の途中退任による残任期間を除く)にわたり総裁に在任する者は、その在任に引き続く総裁選挙における候補者となることができない」と定められ、連続3選は禁止されている。また、
中曽根康弘は
衆参同日選挙での大勝を理由に例外として2期目の任期の1年延長を認められた。
◆ 権限
党則に規定される権限を示す。
総則
・ 党の最高責任者として党を代表し党務を総理する
人事
・ 副総裁を党大会における承認に先立ち指名する
・ 総務31名のうち11名を指名する
・ 総務会の議を経て顧問、参与、党友、賛助員を委嘱する
・ 人事委員の中から人事委員長を指名する
・ 党紀委員28名のうち6名を指名する
・ 役員連絡会の参加者を指名する
なお、総務会長は総務会の互選で選ばれ、
国会対策委員長は総務会の承認を経て幹事長が決定する。党則上は総裁がこれらの人事に関与する規定はない。
執行
・ 役員会を招集し、議長として運営に当たる
・ 総務会の議を経て党大会を招集する
・ 総務会の議を経て党の臨時特別機関を設ける
・ 総務会の議を経て党費額を決定する
◆ 自由民主党総裁の一覧
1955年 - 1956年(自由民主党総裁代行委員)
1956年 - (自由民主党総裁)