最初に洗濯用石鹸を商業レベルで製造したのは、
横浜磯子の
堤磯右衛門である。堤磯右衛門石鹸製造所は
1873(
明治6)年
3月、横浜三吉町四丁目(現:
南区万世町2丁目25番地付近)で日本最初の石鹸製造所を創業、同年
7月洗濯石鹸、翌年には化粧石鹸の製造に成功した。
1877(明治10)年、第1回
内国勧業博覧会で花紋賞を受賞。その後、香港・上海へも輸出され、明治10年代の前半に石鹸製造事業は最盛期を迎えた。
1890(明治23)年、
時事新報主催の優良国産石鹸の大衆投票で第1位になったが、全国的な不況のなかで経営規模を縮小した。翌年創業者の磯右衛門が死去。その2年後の
1893(明治26)年、廃業した。彼の門下が
花王、
資生堂などで製造を続けた。